2015のDRAG SPECIALTIESのファットブックカタログ表紙になった車両。
元の車両は2010年のスポーツスターナイトスター。
この車両は言わずとしれた近年のハーレーにおける大人気車種。
これをベースにしているのだが面影はそれなりに残しつつ、クラシカルでもあり近代的でもある2つの別の要素が合わさった不思議なバイクに仕上がった。
ひとつひとつじっくりとみていくことでこの相反する2つの融合の理由を探ってみよう。
≪特徴≫
ホイールは前後ともに純正と同サイズのスポークホイールだが、ブレーキキャリパーをパフォーマンスマシンへ、そしてブレーキローターをDPへと変更することで足元のアクセントを効かせている。特にフロント側はスプリンガーモデルや旧車のようにフォーク前方にキャリパーをマウントすることでクラシカルな雰囲気をかもしだしている。
取り付け方法でカスタムを楽しむ一つのお手本。
クラシカルなパーツといえばスプリングシートに目が惹かれる。多少の工夫や加工、調整などが必要で誰にでもできる簡単なカスタムではないかもしれないが、この手のバイクが好きなマニアにおいては一度チャレンジしてみたいカスタム。
そしてこの車両は旧車を単に意識しただけのものではない。
今や押しも押されぬアルミビレットパーツブランド「ローランドサンズ」のパーツがうまくチョイスされており絶妙に車両に溶け込んでいる。
ローランドサンズのパーツ自体にも備わっている、新しくもありトラッカー風なイメージも盛り込まれたパーツなのでこの車両にはもってこいのパーツだ。
この車両自体のコンセプトとローランドサンズのコンセプトの一部がどこかで重なっていたのかもしれない。それくらい車両になじんでいる。
マフラーはドラッグ社のブランド「パイソン」。とても人気のパイソンシリーズマフラーはバンス社による製作なので信頼のもの。